クボジュン、草野満代、膳場貴子……。かつて「NHKの顔」などとチヤホヤされた女子アナはこぞって華やかな民放に流れたものだが、この人はちょっと違いそうだ。
1日、「おはよう日本」の新キャスターに決まった島津有理子(34)のことである。同番組の島津起用は2年ぶりのことだが、当時は前述の膳場や有働由美子などの“陰”に隠れて、目立つ存在ではなかった。が、現在はその膳場がフリーになり、有働も上層部人事のあおりで海外に飛ばされて、「新・NHKの顔」という声に異論はないだろう。
※画像=島津有理子
島津有理子のフリー転向説とは⇒Ranking
女子学院→東大卒でNHK入局。膳場とは高校、大学の同窓だそうだ。早起きの苦手なムキには「おはよう日本」のキャスターと言ってもピンとこないかもしれない。むしろ、「地デジ大使」と言った方が通りがいいか。TBSの竹内香苗やフジの中村仁美らとともに「地上デジタル推進大使」を務めている。地デジ推進協会が「アナログ放送終了」を伝えるCMを大量に流した06年上半期には、仲間由紀恵らを抑えて“隠れたCM女王”になった。当時の大使仲間・テレビ朝日の丸川珠代が参院選出馬を発表した際は、「NHKの島津も?」などと言われたものだ。
が、結論から言えば、「政界転出」はもちろん、フリー転向もこの人の場合は考えられないだろう。かつてのエピソードを探しても「ワインの取材をして真っ赤な顔で局に帰った」「ヨーヨーマの生演奏を聴いて、体の芯までチェロの響きが残った」(本人のHPから)など無難な話ばかり。よく言えばNHK的、悪く言えば“華”がない。このまま外に飛び出してもキレイどころの民放女子アナに太刀打ちできないのは、本人が一番自覚しているだろう。
それより何より、島津の場合、すでに欲しいものはすべて手に入れていることが大きい。誇張を承知で言えば、華麗なる閨閥(けいばつ)につらなるエスタブリッシュメントなのだ。キーになるのは06年に結婚した弁護士の高井伸太郎氏。父親の伸夫氏が労働問題を得意とする著名弁護士で、毎年、日経ビジネスが実施する「経営者が選ぶ弁護士」アンケートで上位に選ばれている。さらに凄いのは夫の姉・真理子さんの存在。島津と同じく東大卒の元NHKアナで、01年に結婚・退局した。その嫁ぎ先というのが、なんと、老舗化粧品メーカー「コーセー」の創業家・小林一族の御曹司、小林孝雄氏(現コーセーコスメポート社長)なのである。「小林一族」の資産はコーセー株だけでも500億円以上といわれている。結果的に島津もその家柄につながることになった。
今さらジタバタする必要など何もない。その辺の姉ちゃんアナとは一味も二味も違うのだ。
■この人物のオモテとウラ 島津有理子(NHKアナウンサー)(ゲンダイネット)
島津有理子は、NHK総合で放送されている「未来観測 つながるテレビ@ヒューマン」で見たときにタレントかと思ってたらNHKのアナウンサーだった。顔を見た感じでは20代で独身のように見えるけど、人妻で33歳なので驚いた。「おはよう日本」のキャスターに抜擢されてさらに認知度が上がるだろう。
◆島津有理子(しまづ ゆりこ)本名:高井 有理子(旧姓:島津)1974年1月21日生まれ。新潟県生まれ、埼玉県育ち(本籍地は大阪府)。女子学院高等学校を経て東京大学経済学部を卒業後、1997年NHKに入局。初任地は甲府局で、その後大阪局→東京アナウンス室(2002年4月から)の順に勤務。2004年12月には地上デジタル放送推進大使のNHK代表となり、在京民放の女性アナ5人とともに民放のテレビ番組などに出演した。2006年5月、弁護士の高井伸太郎(高井真理子元NHKアナウンサーの実弟)と婚約、9月3日挙式。
▼アナウンスルーム NHKアナウンサー 島津有理子

